システムの入れ替えとかで、2週間ほど休館していた図書館がやっと再開し、
何気なく見ていたネット上の新刊で目に付き、予約して借りました。
不登校の少年の夢に出てきた旧石器時代。
時代は縄文、弥生と進んでいきます。
それは、祖先の記憶なのか?
歴史の中の主人公と同じ「印」を持つ少年は、
導かれるように旅に出る。
それは、自分の居場所を探す旅なのか。
自分の居場所とは?
自然の中で、精霊と共に生きていた時代描写は、
幻想的ですが、ただのファンタジー物語に終わらないのは、
現代と交互に書かれる(章で分かれています)ことで、
時折、現代に引き戻され、しかも、妙に現実的過ぎる少年の思想が描写されるからなのですが、
それだけに留まらず、歴史の対照的存在としての現代の危惧が織り込まれ、
ラストまで、納得できる内容だからでしょうか。
歴史の中で、初めて海を見た時の描写がすごい(@_@)
でも、漢字が難しい。アイヌ語も難しい(/_<。)
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